Success Story
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| 顧客の生涯価値の最大化を目指してオーダーメイドの生命保険を提供しているソニー生命保険株式会社。同社は今回、Web グループウェアなど業務インフラの構築にコンピュウェアの負荷テストツール『QALoad 』を導入。サーバー台数の抑制を図りながらも、求められるサービスレベルでのシステムリリースを実現。通常のテストでは発見不可能なバグの発見・修正、さらにリリース後のリスクに対するコンティンジェンシープランの準備などにも活用している。 |
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早い時期から一般顧客、社員向けにWebを積極活用
高いコンサルティング能力を持つライフプランナーが顧客に最適な保障プランを設計し、オーダーメイドの保険を提供するのがソニー生命だ。同社は、ソニー損害保険、ソニー銀行と共に、ソニーフィナンシャルホールディングスグループに参画し、顧客の生涯を通じての価値の最大化を目指した活動を展開している。
また、変化する顧客のライフステージに対応するため、生涯変わらぬエージェントとしての役割を果たせるよう、それを支える文化的、事業的基盤の整備と新しいサービスの具体化に取り組んでいる。
こうした努力の結果、業界全体が縮小傾向にある中、2004年度の保険料収入は対前年比107.3%の5,503億円、個人保険保有契約高は同106%の27兆6,802億円と成長を続けている。
同社は1997年にはホームページを立ち上げ、2000年からは契約者が 契約内容の紹介や貸し付け申し込み、変額保険の変更等の手続きをWeb上でできるようにするなど、早い時期からWebの活用を進めてきた。一方、現在約4,000人ものライフプランナー(営業社員)や代理店、
内勤社員は1996年からグループウェアのLotus Notesを使って業務を行ってきた。
負荷テストツール『QALoad』を導入、Webインフラの革新的な構築を目指す
2004年、同社は営業社員を中心に情報武装を強化し、業務プロセス 改革を進めるために、グループウェアやアプリケーションをWebシステム
へ置き換えていくことを決めた。そこで、NotesをWebグループウェアへとリプレイスし、今までNotes上で稼働していた新規顧客担当ライフプランナーシステムを独立させ、さらに営業業績目標管理システムを開発することにした。
一般に、Webアプリケーションを開発する際に、ユーザー部門からはWeb画面の使いにくさ、開発委託先からは最高スペックのマシンの導 入要望、インフラ部門からはサーバーやネットワークへの過剰投資批判
などがシステム開発担当者に寄せられる(図)。
こうした要望に対して、負荷テストツールを使えば、ユーザーには機能だけでなく、レスポンスも合理的に数値で説明できる。また、プログラムのロジック
チェックなどで必要なサーバーのパフォーマンスも把握可能 で、開発委託先の主張を鵜呑みにしなくても済む。そして、インフラ部門には、想定利用規模やシナリオに即してテストを行うことで、必要なリソースと投資判断を明らかにすることができる。こうし
た観点から同社では、2004年6月、負荷テストツールの導入を決定し、ツールの選定に取りかかった。
2社のツールを比較検討したところ、同年8月末の時点では同社が使用しているプロキシ製品との相性で、2つとも稼働しなかった。その後、コンピュウェアが米国での導入実績から情報を集めて問題を解決し、稼働することが確認でき、『QALoad』の採用を決定した。また、総保
有コストの優位さも『QALoad』を採用した理由だった。
最適なサーバー台数の確定とバグの事前修正を実現
『QALoad』導入後、最初に負荷テストを行ったのはWebグループウェ
アだった。これはユーザー認証、ポータル、メール、文書管理/コラボ レーションとワークフローで別々のパッケージ製品を使い、EAIで連携さ
せる複雑な構成となっており、ユーザーからのアクセスは営業社員が 出社する月曜日と木曜日午前中がピークとなる。
ここでのテストの目的は、ネットワーク環境の確認と、同時2,000 アクセスを想定したユーザー集中時にもストレスを感じさせないサーバー能力と台数の2
点だった。テストを行った結果、サーバーあたりの同時処理数の限界が定量化され、客観的な数値に基づいて、サーバー数を決定することができた。
また、パスワード変更アプリケーションで、通常のテストでは発見できない、多数ユーザーの同時アクセス時に発生するバグを発見しシステムリリース前に修正、さらにメールサーバーのApache設定を適正化することもできた。
性能向上と集中アクセス時のリスク回避、さらには最適リソースによるコスト削減
次に、新規顧客担当者決定システムのテストを実施した。これはカスタマーセンターで電話やメールで受けた保険相談希望の新規顧客1人ひとりに対して、担当の営業社員を決定するシステムだ。
システムの利用資格は所定以上の業績を上げている営業社員に付与され、毎朝8時半に開示される見込み客リストを参照して担当が決まっていく。その所要時間は5分程度だが、同社では最も負荷の高いシステムであり、今までLotus
Notesでは何度もサーバーダウンを引き起こしていた。
そのため、性能向上とサービス停止リスクを回避するためシステムの再構築を実施。テストによって、ユーザー集中時に画面遷移平均1秒以内というレスポンス要件を満たすためのWebアプリケーションサーバ
ー(WAS) の必要台数を明らかにする。具体的な利用状況を想定したテストを行った結果、WAS設定 を調整することで、レスポンスは平均で1秒、サーバー台数はベンダー
見積もりの3台のところ、2台で十分であることが確認された。
稼動後のリスク回避のためのコンティンジェンシー プランを準備
3つ目が業績目標管理システムだ。
これは営業社員が自分の営業成績を照会するもので、メインフレーム上の業績結果照会システムをWeb化し、別にMicrosoft .NET
Frameworkで構築済みの業績目標設定システムと併せて、目標と結果を統合管理できるようにする。テストの目的は、メインフレーム上の
Webアプリケーションの毎秒4件のスループット実現だった。実際には毎秒2.7件のスループットであり、ガーベッジ コレクションが多発した。そこで、Java
Heapサイズを384MBから512MBに拡張することで、3.4件/秒へ改善。また、CPU使用率も高くなったことから、メインフレームがキャパシティ不足になった際のコンティンジェンシープランを策定した。
作成したシナリオを活用、サービスレベル監視も検討
こうして、2004年10月から2005年3月にかけて、時期をずらしながら、『QALoad』を使った負荷テストを実施。2005年4月には3システムともカットオーバーし、Webシステムを軸にした業務プロセス改革のインフラが機能し始めた。 また、ツールを生かすには、日常的な対象システムの業務ピーク時と規模の推測、ユーザー心理、画面の文字を読む時間や考える時間などを織り込んだ現実的なテストシナリオの作成が重要となる。その点でも、『QALoad』による負荷テスト時に作成したテストスクリプトが大いに役立つことになる。 たとえば、負荷テスト時に作成されたテストスクリプトを共用できるサービスレベル監視ツール『Vantage』を使ったユーザーレスポンスの常時 監視も検討している。これによって、サービスレベルのさらなる向上を目指す。「現場での支援に積極的に取り組んでいると評価」されているコンピュウェアの担う役割が、今後もますます大きくなることは間違いない。
※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。
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キーファクトソニ−生命保険株式会社
URL:インダストリー:生命保険業 チャレンジ:負荷テストツールの導入により、適正なサーバー台数の明確化 と業務プロセス改革のためのインフラとして十分なサービスレベル(レスポンス) を実現するためのボトルネックの発見・改善 を目指した。 コンピュウェアからの解答『QALoad 』による負荷テスト結果に基づくインフラ構築により、過剰なサーバー投資を抑制しつつ、十分なレスポンスを確 保したシステムを実現。また通常のテストでは発見し得ない大量処理時のバグを発見、システムリリース前に修正できた。さ らに、システムリリース後のリスクについて事前に討議し、コン ティンジェンシープランを準備しておく習慣ができた。 コンピュウエア ソリューション:
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ソニー生命保険株式会社