Success Story
『XPEDITER/CICS』と『CICS Abend-AID/FX』の連携によって代理店オンラインシステムの移行&システム統合を短期間に完了
保険・金融業界での新たな競争を支えるシステム部門グローバリゼーション、少子高齢化社会の到来などを背景とした大きな波は、あらゆる業界において企業の統合・合併を加速しています。損保業界も例外ではありません。2002年7月1日、安田火災海上保険と日産火災海上保険は、株式会社損害保険ジャパン(以下:損保ジャパン)として新たなスタートを切り、その後12月には大成火災海上保険を合併しました。 リスクと資産形成に関する“Professional Services Group”・プロフェッショナルサービスグループ・という新しい事業像の実現を目指し、損害保険会社の枠を超え大きく飛躍するための新たなチャレンジを開始しています。 そのためには、今まで以上のIT活用が求められます。損保ジャパンのこうしたビジネス展開をシステム面で支えているのが、株式会社損保ジャパン・システムソリューション(旧安田火災システム開発株式会社)です。同社は、「お客様(損保ジャパン)の期待を超えることができなければ損保ジャパン・システムソリューションのビジネスとは言えない」を企業理念として、損保ジャパンのシステム開発から運用までの全てのサービスを提供。 今回移行を行った損保ジャパンの「代理店オンラインシステム」では、お客様(損保ジャパン)の短期開発という要望に応えるために、コンピュウェアの『XPEDITER/CICS』と『CICS Abend-AID/FX』を採用しました。 短期にシステムを移行するには優れたツールが不可欠損保ジャパン・システムソリューションが、従来のメインフレーム上から新たなメインフレームに、代理店オンラインシステムを移行するプロジェクトに取り組んだのは2000年3月のことでした。当時の安田火災の代理店オンラインシステムには10万人のユーザーがおり、1日80〜100万件のトランザクションが発生していました。したがって、移行に際しては、現行システムを稼働させながらの並行作業とならざるを得ません。 そのときの様子を代理店システム事業部 代理店オンライングループ 主任システムズ・エンジニアの藤田育宏氏は次のように語ります。 「移行にあたっては、開発ツールの選定を行いました。OSやミドルウェア、データベースなど、全てのシステム環境は変わりますが、従来の機能を忠実に再現しなければなりません。約150本のアプリケーション、さらにそれぞれのアプリケーションに10〜20のモジュールがあり、総数で約2,000本ものアプリケーションを新しいメインフレームに対応させなければなりませんでした。したがって、確実に期限内に移行を完了するには、使い勝手がよく精度の高いツールが必要でした」 精度が高く使い勝手のよい『XPEDITER/CICS』+『CICS Abend-AID/FX』を導入障害管理ツールの選定にあたっては、精度の高さ、迅速な対応が可能であることが条件でした。 「CICSアプリケーションの障害解析では、Abendしたときの情報を収集するなどの手順を踏まねばならず、手間がかかります。その点、『CICS Abend-AID/FX』であれば自動的に情報を書き出してくれますので、障害の特定も迅速です。それに、『Abend-AID/XLS』は私が入社する以前から使われており、障害管理にはなくてはならないツールとして定着していました。 このような背景から、障害管理ツールには『CICS Abend-AID/FX』を採用することに決定しました」(保険システム事業部 アプリ系基盤グループ 主任システムズ・エンジニア 平野広和氏) そして、デバッグツールの選定に際しては、使い勝手のよさ、短期開発が可能であることなどの条件と併せて、今までのコンピュウェア製品の実績と信頼性の高さから『XPEDITER/CICS』に決定しています。 「移行作業には20〜30人のパートナーの方たちがかかわりますから、誰がやっても同じ品質を保つことができるようにしなければなりません。また、短期間での開発を実現するという面からも、操作性のよさは重要なポイントでした」(藤田氏) 「私はその時初めて『XPEDITER/CICS』を使ったのですが、直感的に操作できるので、基本的な使い方は1時間ほどで覚えることができました」(代理店システム事業部 代理店オンライングループ 主任システムズ・エンジニア 冨坂 誠氏 実際の移行作業と今後の展開移行方針が決まり、ツールの選定が終わった時には、実質的な移行期間は約半年と非常に厳しいスケジュールでした。 「移行作業で一番苦労した点は、データベース変更に伴うアプリケーションからのアクセスロジックの検証でした。従来とは異なるDBMSへの移行ということもあり、何パターンもある複雑なアクセス方法の正当性を慎重に検証する必要がありました。ですから、もし『XPEDITER/CICS』がなければ、ひたすら試行錯誤を繰り返すほかなかったのではないかと思います」(冨坂氏) 「本番稼働中の障害発生時の解析には、お客様へのサービス確保の観点から、とにかくスピードが要求されます。その点、『CICS Abend-AID/FX』は全て自動化されていますので、障害特定も迅速で対応策もすぐに採れました」(藤田氏) こうして移行作業は順調に進み、ユーザーのカテゴリ別に毎週新しいメインフレームに移行しました。当初予定より1ヵ月ずれたものの、開発規模を勘案するとスピード移行であったことは間違いありません。 「今後は、すでに導入している『File-AID』『File-AID/Data Solutions』の有効活用を推し進めるべく、その可能性をさらに検証した上で、社内での浸透も図りたいと考えています」(平野氏) 「新たな保険商品を迅速に市場投入するため、システム開発に対しては今まで以上のスピードアップが求められてきます。そのような状況のなかで、開発ツールの役割はますます大きくなりますので、さまざまな機能をもっと有効に使っていきたいと考えています」(藤田氏) 「システムの資源が膨大になっています。人手を省いてツールを活用することによって、より均一で高品質なプログラムを開発できることを期待しています」(冨坂氏) ますます激しくなる金融・保険業界の競争のなかにあって、コンピュウェアのツールが、同社の心強いシステム開発における武器として一層活躍することは確かなようです。 ※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。
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