Success Story


 セブンイレブン(米国本社事例)

新しい小売り情報システムが、カスタマの望む商品を迅速に提供

テクノロジを最大限に活用




  
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平日には、通勤・通学の人々がコーヒーや新聞を求めてセブンイレブンに駆け込みます。ガソリンを入れたり、サンドイッチやポテトチップスを買いに来る人もいます。夜になると、近くのリトルリーグ・チームがやってきて、汗をかいた後のスラーピーズを楽しむこともあります。セブンイレブンのカスタマが求めている商品はそれぞれ違いますが、最終的に求めているものは同じです。カプチーノであっても、キャンディバーであっても、適正な価格でお気に入りの商品をいつでも手に入れることができるということです。

「お客様は、さっと店にやってきて、必要なものをぱっと手に入れることができる便利さを望んでいます」と、ビッキー・ヒックス(Vickie Hicks)氏は語っています。彼女は夫と二人で27年にわたってセブンイレブンのフランチャイズに加盟し、現在ラスベガスで2つの店舗を経営しています。

高速コンピュータ・ネットワークとカスタム・アプリケーションで構成される新たな小売り情報システムRIS(Retail Information System)は、個々の店舗から本社に至るまで、セブンイレブン社(7-Eleven, Inc.)のあらゆるビジネス・レベルで意思決定を支援しています。RIS は、ヒックス氏などのフランチャイズ加盟店の経営者が商品の在庫管理やディスプレイを効率化するのを助け、セブンイレブンの経営陣が売上傾向を把握し、物流をより効率的に管理するのを助けています。セブンイレブンは、1999年末までに、北米5,680店舗へのRIS配置を完了し、現在、毎日約600万人のカスタマにサービスを提供しています。


約50,000人のエンドユーザーをサポートするRIS は、ACS リテール・ソリューションズ社(ACS Retail Solutions)がコンピュウェアのUniface アプリケーション開発/アセンブリ環境で開発したシステムです。RIS はタッチ画面とスキャン・テクノロジを利用して店舗の売上データを収集します。さらに、このシステムは、大部分がCやC++で作成された他のアプリケーションと全社的に統合され、SolidおよびOracleデータベースの情報を更新しています。

まずはビジョンの決定から

「以前は、店の在庫状況と売れた商品を正確に把握できていると考えていました」と、全米セブンイレブン・フランチャイズ・オーナーズ・アソシエーション( National Coalition of 7-Eleven Franchise Owners Association)の会長(national convention chair)であるヒックス氏は語っています。
「たとえば、営業マンからこの商品は先週3ケース納品しましたが、完売したので、今回は5ケース入れてみてはいかがです? と言われれば、それを鵜呑みにしていました。しかし、その商品の在庫はまだあり、実際にはそれほど売れていなかったことがあとで判明したことがあります。」

セブンイレブンの店舗は小規模なものが多く、通常は2,400〜3,000平方フィートの店舗面積ですが、在庫の保管場所はさらに狭いため、売れ行きの悪い商品を過剰に在庫すると売れ行きのよい商品を確保するスペースがなくなってしまいます。

RISの開発によって、ヒックス氏のようなフランチャイズ加盟店はタイムリーな売上管理情報を収集して、発注や在庫の問題解決に役立てることができるようになりました。たとえば、RISでは1日や1週間に売れた商品、さらには、この数時間に売れた商品のデータをプリントアウトできます。「最も売れ行きのよい商品がすぐにわかるので、その商品を多く仕入れ、売れ行きの悪い商品の仕入れは抑えることができます」とヒックス氏は述べています。


RISは発注、商品の品揃え、在庫管理、会計処理、給与計算など、重要な機能をサポートしており、ビジネス管理ツールとしてほとんど必要不可欠なものになっていると、セブンイレブン社は言っています。また、POS(ポイント・オブ・セールス)レジスタ・レシートやクレジット・カード・データ、ガソリン・ポンプの制御など、ガソリン管理のための情報もRIS は提供します。

「われわれは、テクノロジによってどのようなビジネス・プロセスを実現したいか、そのビジョンを考えることから始めました。RIS に求めた重要な目標は、商品の品揃えと発注の分析および改善、そして物流を効率的に管理することでした」と、セブンイレブンの食品および非食品マーチャンダイズ担当副社長のデービッド・ポデッシ(David Podeschi)氏は当時のことを振り返っています。RIS は各店舗を本社や主要な納入業者とリンクします。商品部門別および個々の商品の売上データ、各地の気象予測、本社が管理しているセブンイレブン加盟店に提供される商品のマスター・リストなど、RISから提供される情報は、各店舗で必要に応じて意思決定の材料として利用できます。

「われわれの目標は適切な判断が下せるよう加盟店を支援することです。本社から加盟店に対してどの商品を発注すべきか指示を出すことはしません。それよりも、よりよい判断を下すことができるように、過去のデータや情報を提供しています」と、セブンイレブンのRISマネージャーであるブラディ・ギデンス(Brady Giddens)氏は語っています。

たとえば、セブンイレブンは売上情報を各地の気象予報にリンクさせることができます。気温が1度上昇するごとに、スポーツ・ドリンクの売上が特定の割合で増加するといったメッセージを、各地の加盟店に送信することができます。

しかし、システムからどれだけの情報が提供されたとしても、各店舗のマネージャはそれぞれ独自の要因をもとに、発注を決めなければなりません。たとえば、リトルリーグがスラーピーやスナックを求めてやって来るのが何曜日の夜なのかといった要因です。

市場傾向の早期把握

「このシステムは信頼できるデータを提供してくれます。売上を伸ばし、投資をより有効に活用するために、どの商品を在庫すべきか、どの商品を目立つ場所に並べるべきか、どの商品を入れ替えるべきかを各店舗で判断できます」とポデッシ氏は語っています。たとえば、通常、店舗は、約2,000種の商品を在庫していますが、そのなかの880種の商品だけで売上の90%を達成していることが、このシステムで収集されたデータから判明しました。

さらに、RIS を活用することで、セブンイレブンの店舗は市場動向を早期に把握することができます。このシステムのおかげで、加盟店は1999年前半に起こった栄養ドリンクとエネルギー・ドリンクの50%の市場拡大に重点的に投資することができたと、ポデッシ氏は指摘しています。各店舗は、これらの売れ行きのよいドリンクの仕入れを増やし、ディスプレイ・スペースを拡大しました。

RISがもたらす情報は、セブンイレブンのサプライヤ・リレーションシップにとっても同様に重要です。店舗マネージャーは発注指示をいつでもシステムに入力でき、電子的な方法で関係業者に一括して注文できます。また、システムに接続していない業者に対しては、注文書を印刷して渡すこともできます。

セブンイレブンは将来のリリースで、ノンストップの在庫管理機能(perpetual inventory function)を統合することを予定しています。これにより、各店舗は、1日中在庫状況を監視することができるようになります。

競争に勝ち抜く

セブンイレブンは、顧客がまた店を訪れたくなるような、ユニークな新商品を開発することで業界のイノベータになることを目指しています。RISの導入により、セブンイレブンは製造会社や納入業者と共同で新商品を開発できるようになりました。たとえば、昨年4月には、ミラー・ブルーイング社(Miller Brewing Co.)と共同で新しいサイズのパッケージをテスト販売しました。その結果によって全米展開するかどうかを判断することになっていましたが、RISのおかげで、わずか数日で売上データをミラー社に提供することができました。

おそらく、RISの成功を示す最も意味のある評価は、セブンイレブンのビジネスの基礎であるフランチャイズ加盟店から寄せられている賞賛でしょう。

「RISの導入によって、店の奥で毎日書類の処理に費やす時間が15〜30分程短くなりました。1 年間で節約できる時間は膨大です。店舗マネージャーは店の奥で鉛筆を握って書類を整理する代わりに、店に出て、売り上げやカスタマ・サービスを向上させることができます」と、フランチャイズ加盟店のビッキー・ヒックス氏は語っています。

※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。

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キーファクト

セブンイレブン

米ダラスに本社を置くセブンイレブン社(7-Eleven, Inc.)は、年商42億ドルの、コンビニエンス・ストアの運営、フランチャイズ、およびライセンス展開において世界最大規模の企業です。
世界中に1 9,000以上の店舗があり、そのうち5,680店舗は北米にあります。
約2,255の店舗にはガソリン・スタンドも併設されています。

URL:

 

インダストリー:

食品小売り業

ITの課題:

在庫の品揃え、商品の発注、物流の3つの重要なビジネス分野の改善を目指して、適切な情報テクノロジ・ソリューションを探していました。

ソリューション:

ACS リテール・ソリューションズ社(ACS Retail Solutions)がコンピュウェアのUniface開発環境で構築した、在庫管理、商品補充、販売管理アプリケーションの導入により、各店舗の売上傾向の把握、発注処理改善を実現し、売上を大幅に伸ばしています。

コンピュウエア ソリューション:

  • モデルベース開発/実行フレームワーク
    Uniface