Success Story


三井住友海上システムズ株式会社  三井住友海上システムズ株式会社


File-AID/MVSを積極的に活用することで、開発現場の生産性向上を実現

三井住友海上システムズ株式会社では、全社横断組織として「開発効率化プロジェクト・チーム」を立ち上げ、開発業務の生産性と品質の向上に取り組んだ。その中で、既に導入していたFile-AIDの更なる有効活用を推進すべく、コンピュウェアとの二人三脚で社内におけるツール活用の定着を目指し、社内ユーティリティでは1時間以上の処理が、File-AID/MVSでは数分で終わることが判明したなど、作業効率化に大きな成果を上げた。




  
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三井住友海上グループを支えるプロフェッショナル保険SEの集団

三井住友海上グループ(MSIG)では、「お客さま基点」と「企業品質」に最大の価値観をおいた中期経営計画「ニューチャレンジ10」を2007年度からスタートし、「一人ひとり一つひとつを大切に」を合言葉に商品・サービスの品質向上に取り組んでいる。そして、グループ各社の積極的な事業展開、ビジネスモデルの達成を支える情報システムの役割はますます重要性を増している中、「システム開発組織の中核」として保険の基幹システムを担っているのが三井住友海上システムズである。「保険・金融に関する専門知識」と「システム開発技術」を兼ね備えたプロフェッショナル保険SEが「お客様基点のシステム作り」に邁進している。

〜ツール利用による開発効率化」をテーマに、06ホスト開発環境改善WGが発足〜

2006年7月に「開発効率化プロジェクト・チーム(以下PT)」が全社横断組織として発足した。 目的はその名が示すように、開発業務の生産性向上である。PTでは、開発現場の現状を把握 することから着手し、開発工程における問題点や改善要望、開発支援ツールの利用状況など についてアンケートによる調査を実施した。三井住友海上システムズで導入されているコン ピュウェア製品は、File-AID/MVS、File-AID for DB2、File-AID/Data Solutions、QAHiperstationの4製品である。調査の結果、File-AIDの認知度は高いが利用している機能が限定されていることが判明した。そのため、本来であればFile-AIDが効果を発揮する、テストデータの作成作業における軽減が図られておらず、改善を望む声が多かった。原因は定期的な 講習会の開催など、社内で活用推進が行われなかったことであると考えられたそのような声が挙がった中、PT内でさらに「ツール利用による作業効率化」をテーマとするチームが発足され、FILE-AIDをターゲットに絞り活用推進を進めることにした。

〜活用推進にあたって〜

活用推進にあたり、WGでは以下の手順で推進を図ることにした。@WGのメンバー自身が製品機能を習得、A開発現場で有効な機能を選定、B当社仕様の操作マニュアルの作成、C開発メンバー向けに講習を開催。WGのメンバー自身も限定した機能しか知らなかったため、「まずは自分が知る・使ってみる」ことから活動を開始した。活動にあたり、コンピュウェアが顧客向けに展開している、製品の促進活動 (PDCA)と方向性が同一であることも追い風となった。WGメンバー自身が製品機能習得の過程の際、「File-AID/MVSには有効な機能が多くあるのに、使っていないなんて勿体ない。使えば必ず作業の効率化ができるはずだ」(布施氏)等 メンバー間でも多くの声があがり、機能習得の効果がすぐに顕れた。 また、開発現場で有効な機能の検証の際、システム改定の際に行う影響分析調査(具体的にある項目(DD)についてどのPGMでその項目が使用されているかの調査)において利用するツールについて、通常社内で利用しているツールを使用した際はは項目を特定するのに時に1時間以上要していたのが、File-AID/MVSの機能を利用して行えば、数分で特定が完了し調査ロードの軽減が図ることができる 等、着実にFile-Aid/MVSの豊富な機能を利用した当社での活用事例も増えていった。当社使用の操作マニュアルの作成の際には単純な操作説明だけでなく、具体的な利用例や既存の社内ツールとの比較などを記載することでより開発現場に即したものが完成した。そして、布施氏が中心となり、2007年の1月から3月にかけて計4回「ツール活用推進研修会」と称し、社内研修会を開催した。社内講師(布施氏)、当社仕様マニュアルということも手伝って、参加者の満足度は高く、これまで使われなかった機能が早々に活用され始めた。「私のチームでは、データ編集は勿論、検証物作成などにも積極的にFile-AIDを採用するようになりました。標準ツールとしての利用が確立されつつあります」(布施氏)。

〜更なる開発効率化を目指して〜

WG解散後も日常開発業務の一層の効率化を目指し、布施氏はWG活動での経験を生かして、 「File-AID/MVS」の諸機能を駆使した効率化の取組を実践する。

その中の一例がコピー句レイアウト別読分(以下XREF)定義機能である。背景として、一つのファイルで保険種目・保険種類によってコピー句レイアウトも異なり(計11レイアウト)かつレコード長も長い(約30000レコード)システムを扱っており、開発時には各コピー句の項目位置を探すのに時間を非常に要していた。(実際、コピー句を被せた形での項目特定は行わず、直接編集画面を開いて自分でカラム位置を特定して、編集など作業を行っていた。)今回、XREF機能を利用して定義を行ったことで、コピー句を被せた形での項目位置の特定が可能になり時間を非常に要していた項目位置の特定が飛躍的に向上し、結果として開発効率化に繋がった。

「File-AID/MVS」の諸機能を駆使した効率化の取組を実践した結果、所属グループでの成果・効果を以下のとおり紹介する。
@テストデータ作成の際、置換箇所の特定が容易にでき、置換ミスの防止に役立った。
Aテストデータの内容検証の際に、他の検証支援ツールに比べ、項目名(DD)+実データで表示されるので、検証作業ロードの削減に繋がった。 (協力会社の成果物チェック時の検証も見やすく、品質向上にも繋がった。)
B新旧ファイル比較結果も、項目名(DD)+データでかつ、漢字項目(2バイト)も項目単位で表示された形で確認することが可能である。帳票には漢字項目での打出しも多くあるので、検証時に変更内容が、一目で確認でき、品質向上に繋がった。
C調査対応時、どの項目にどのようなデータがセットされているのかを早急に調べる必要があるが。項目名(DD)+ 実データで表示されるので、セット内容が容易に確認することができ、結果、回答も迅速に対応することができた。
D開発生産性向上支援ツール(File-Aid/DataSolutions)のデータ分析機能を組合わせで利用することで、各項目におけるデータの発生パターンも迅速に調べることが出来、効率化に繋がった。

この活動が所属グループだけでなく社内的に高い評価を得ることとなり、システムズ・社長賞を 受賞した。コンピュウェアにとっても喜ばしいことである。積極的な取り組みは継続しており、 現在はソースコンペア機能を利用した品質向上取組を実行中である。

Xpediter、Strobeを相次いで導入。生産性向上・品質向上への取り組みは続く

新規ツールの検討もWGの活動と並行して実施した。その結果として、デバッグ支援/カバレージ取得ツールである「Xpediter」、アプリケーションのパフォーマンス測定ツールである「Strobe」を導入することを決定した。

前者は単体テスト・モジュールテスト、後者は結合テスト・総合テストの工程での適用を目的としている。 Xpediterについては新人研修への組み込みや社内講習会の開催により、利用が始まっている。Strobeについては利用開始に向け、始動したところである。

コンピュウェアの製品が数多く採用されている現状だが、これは製品を純粋に評価・検討した結果だけでなく、これまでのサポートに対する満足度や信頼があることも事実である。今後の活動について柳氏は期待している。「ツールは導入することが目的ではなく、定着させ生産性や品質の面で効果を出すことが目的です。布施氏の取組は当方が期待していた成果が現れ、社内における定着に向けての良い流れができつつあると感じています。これからも協力いただき、ツールの有効活用推進は継続していく予定です。我々は、コンピュウェアを単なるベンダーとしてではなくパートナーとして評価していますし、今後も期待しています。」コンピュウェアとの二人三脚による、生産性・品質に対する飽くなき取り組みは、これからも続く。

※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。


キーファクト

三井住友海上システムズ株式会社

  • 設立:1986年7月
  • 代表取締役社長:坂井賢次
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:443名(2007年7月1日現在)
  • 三井住友海上火災保険(株)の保険システム全般にわたる企画/設計/ 開発/運用

URL:

http://www.msi-systems.co.jp/

インダストリー:

金融・保険

チャレンジ:

  • 「開発の効率化」を目的としたプロジェクト・チームを発足。開発工程における問題点を解決すべく開発支援ツールの有効活用を推進。

コンピュウェアからの解答:

  • 「製品の現状調査」・「利用推進計画立案」・「施策の実行」を行う、利用促進活動を展開することでプロジェクトの推進をサポート。

コンピュウエア ソリューション:

  • File-AID/MVS
  • File-AID/Data Solutions
  • File-AID for DB2
  • Hiperstation for VTAM(旧QAHiperstation)
  • Xpediter/TSO
  • Xpediter/Code Coverage
  • Strobe
 

三井住友海上システムズ株式会社
開発管理部 技術支援グループ
システムプランナー 柳 勇二 氏


三井住友海上システムズ株式会社
契約管理システム部 火新グループ
アプリケーションエンジニア 布施 真智子 氏