Success Story
日本出版貿易株式会社
統合開発環境『Uniface』を10年余にわたり活用し
開発およびメンテナンスの生産性向上を実現
| 日本出版貿易株式会社は1942年の設立以来、出版物と音楽ソフト、雑貨を中心とした商品の輸出入を行っている。同社は10年余にわたり、販売管理システムを中心に、高い開発生産性とメンテナンス性を誇る統合開発環境『Uniface』を活用することで、快適なシステム環境を実現している。2000年、WindowsNTServer+OracleからIBMAS/400+DB2/400へのプラットフォーム移行を完了。
2004年の洋書の販売管理システムの再構築も、『Uniface』によって工数をかけることなく実現した。 |

60年余にわたり出版物と音楽ソフトの輸出入事業を展開
出版物と音楽ソフト、雑貨を軸に世界100ヵ国以上4,000社との取引実績を持つ日本出版貿易。同社は1942年、移民や長期駐在などにより海外で暮らす多くの日本人向けに、彼らが渇望していた日本語の書籍や雑誌、レコード、将棋などの娯楽品、箸やお椀といった日本ならではの雑貨を輸出することを目的に設立された。
以来、日本の伝統的な文化を世界に広めることを使命として、海外在留邦人のみならず、広く海外に向けて日本文化を発信し続けている。
また、1950年代からは、国内の教育機関や図書館からの要請を受けて輸入業務も開始、日本と海外とを文化でつなぐ専門商社としてビジネスを展開している。

マルチプラットフォーム対応から『Uniface』を導入
同社は1996年から現在まで10年近くにわたり、扱い商品の販売管理システムをコンピュウェアの統合開発環境『Uniface』で開発し、継続的にメンテナンスを実施している。当初、『Uniface』はCDやビデオテープなとのメディアの販売管理システムの開発にWindows NT ServerとOracleをプラットフォームとして導入された。『Uniface』を選択した理由は、マルチプラットフォーム対応に加えて、当時基幹系システムで利用していたHP3000のDBであるTurboIMAGEとOracleに同時にアクセスが可能だったからだ。
『Uniface』は1986年のV3.0の発売以来、20年間にわたって多くの企業で活用されている統合開発環境で、現在、世界で4,000社以上、日本でも700社以上の企業が利用している。その最大の特長は当初から、さまざまなプラットフォームとデータベースをサポートしたマルチOS/マルチDBで、アプリケーション開発が可能な点にある。

『Uniface』の活用でシステムを容易にリニューアル
同社も『Uniface』のこうした特長を最大限に活かして、システムの開発と保守を少ない人数のシステム部門で行ってきた。1998年には、Windows NT ServerとOracle上で、『Uniface』を活用した単品管理を実現したメディアの販売管理システムを開発。そして、翌99年には、和書の受注検索システムを『Uniface』で開発している。
その後、1台のWindows NT ServerでDBサーバー、ドメインサーバー、プリントサーバーなどを同時に稼働させていたため、パフォーマンス不足やシステムのトラブルが発生する。そこで2000年には、プラットフォームをWindows NT ServerからIBM AS/400にリプレースし、DBもOracleからDB2/400に切り替えることで、パフォーマンスアップとより信頼性の高いシステムへのリニューアルを行った。『Uniface』で開発されたアプリケーションだったので、OSやDBの違いを『Uniface』が吸収してくれるため移行も容易だったという。

部品化により高い開発生産性を実現
一般に、多くのWinodws系の開発環境では、画面から先にプログラミングする場合が多い。たとえば、販売管理システムで顧客情報を表示するヘッダーであれば、まず、顧客コードの入力画面が先にあり、顧客データを読みに行くロジックは別に存在し、入力したコードのチェック機能も画面とはまったく別に作成する。一方、『Uniface』は正反対のアプローチを採用しており、最初にデータベース設計から入る。たとえば、受注入力で考えると、最初に顧客情報が入るヘッダーと商品情報が入る明細を意識しながら、データモデルを作成する(図1-A)。
そして、このデータモデルをアプリケーションで使う設定を行うと、自動的にヘッダーと明細に登録された顧客コードや受注番号、商品コードが画面上に表示される(図1-B)。さらに、『Uniface』では、合計金額算出の仕方などの金額計算ルール、受注先の確認や商品の在庫状況などの関連チェックのように、アプリケーションで共通に使うビジネスルールを、部品化することができる。同様に、日付計算やカーソル移動、エラー処理など画面入力上の制限や制約も共通トリガーとして、部品化し
ておくことができるようになっている(図1-C)。


データモデルを変更するだけで新システムを開発
一般的なWindows系の開発環境の多くは、こうした画面入力の制限は各画面の項目のプロパティに1つずつ記載する。それに対して『Uniface』は処理ロジックが部品化されているため、使う項目を選んで一括で指定するだけでよく、1つずつ入れる必要はない。また、入力制限等の内容を変更する場合には、一般的なWindows系の開発環境の多くでは画面を開けてプロパティを1つずつ修正しなければならないが、『Uniface』は共通トリガー内の項目内容を変更するだけで、適用させることができる。
さらに、ビジネスルールと共通トリガーは再利用できるため、新しいシステムを開発する場合には、データモデルを変更するだけでそのままコピーして使うことができる。同社でも導入直後から、こうした『Uniface』の特性を活かしながら、プログラム開発生産性とメンテナンス効率を高めてきた。
最初の頃は共通トリガーを考えずに、1つ1つバラバラに記述していましたが、ビジネスルールと共通トリガーを利用するほうがいいというアドバイスを受けて、やり方を変えました。その考え方さえ理解してしまえば、後は難しくありませんでした。現在まで10年近く使っていますが、大変開発しやすいですし、プログラムの修正も楽に行えます(植原 氏)

投資コストの抑制と生産性向上に大きな効果
2004年、同社では洋書の販売管理システムを開発したが、そこでは『Uniface』の部品を再利用することで、メディアの販売管理システムを複製、データモデルの内容を変更するだけで、新しいシステムを構築した(図2)。こうして、現在、AS/400をプラットフォームとしたDB2/400上で、メディアの販売管理システムと洋書の販売管理システム、そして和書の受注検索システムの3つが稼働し、100名弱のユーザーが利用している。
『Uniface』はプログラムのメンテナンスも部品化されているプログラムを修正するため、小回りが利き、大変やりやすく、簡単にシステムの修正ができる。しかも、稼働中でも作る。加えて、新規のシステム開発も業やテストが行えるので生産性がデータモデルの変更だけで行う高いなど、『Uniface』に対する信ことができ、開発コストの圧縮に頼は厚いようだ。
『Uniface』は使っているテクノロジ『Uniface』をベースに、システムのテクノロジーをブラッシュアップして、よりメンテナンス性のよいものにするために、1997年以降、2回アップグレードしている。同社もこれに対応する形で、2000年にプラットフォームをWindows NT ServerからAS/400に切り替えた際に、バージョン6からバージョン7にマイグレーションし、さらに2006年にバージョン7から最新のバージョン8に切り替えた。このように、長期間継続的に『Uniface』を活用することで、投資コストの抑制やメンテナンスの生産性向上面で大きな効果が得られる。加えて、新規のシステム開発もデータモデルの変更だけで行うことができ、開発コストの圧縮にも貢献している。今後も、同社では『Uniface』をベースに、システムの開発とメンテナンスをし続けていく考えだ。
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社長室情報システム室 次長
植原 英男 氏 |
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※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。
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カスタマー:
日本出版貿易株式会社
インダストリー:
卸売業
チャレンジ:
異なったOSやデータベースにも対応するマルチOS/マルチデータベースの開発環境で、開発生産性とメンテナンス生産性の向上を目指した。
コンピュウェアからの解答:
『Uniface』の統合開発環境によって、WindowsNTServerとOracleRDBからIBMAS/400とDB2/400への移行も容易に行うことができた。また、『Uniface』の部品化と再利用によってシステム開発の生産性を高め、運用フェーズにおけるメンテナンス生産性の向上も実現した。
コンピュウェアソリューション:
・Uniface
キーファクト
日本出版貿易株式会社
- 設立:1942年1月
- 資本金:3億円
- 従業員数:90名
- 事業概要:書籍、雑誌等一般出版物および学術文献、各種教材、音響ソフト他雑貨品の輸出入並びに国内販売。不動産の賃貸管理
URL:
http://www.jptco.co.jp/ |
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