Success Story
パフォーマンス監視ツールでデトロイト・メディカル・センターは快調
デトロイト・メディカル・センター(DMC)に導入されたワークステーションは8,000台を超え、そのうち6,000台以上は「クリニカル・インフォメーション・システム」(CIS)のクライアントだ。フロントエンド・サーバーは100台以上あり、オラクルのデータストアを搭載した大規模なOpenVMS Alphaクラスターに接続されている。いかなる時間帯でも、ログインしているユーザーは3,500人に達している。データベースは2テラバイトに上り、さらに拡大を続けている。 1999年、DMCの情報サービス部門はコンピュウェアと契約を交わし、同部門のスタッフは、コンピュウェアの社員になった。コンピュウェアの専門サービススタッフがこのチームに加わり、専門性をもたらすだけでなく、パフォーマンス監視ツールに対する知識を提供した。その結果、DMCのITシステムの利用可能性とパフォーマンスを維持するという問題への包括的なソリューションは誕生した。 CISがパッケージ・アプリケーションとして導入された時、DMCのIT部門では業務が激増した。DMCは、パフォーマンス監視とサービスレベル管理に対し、体系的で自動化されたアプローチを取ろうと決めた。その手段が、コンピュウェアのVantageツールの導入だった。 コンピュウェアの専門サービスチームはDMCと一緒になって、かつてないほど大規模なVantageスイートの導入に取りかかった。最初のステージは、アプリケーション、データベース、サーバーの利用可能性とパフォーマンスを監視するServerVantageの導入だった。 ServerVantageは、あらかじめ定義されたテンプレートを持ち、それによって必要な監視項目をすべて自動的に設定し、警告のための合理的なしきい値を設定して、アプリケーションのパフォーマンスを完全に理解するのを助ける。これらの監視項目は、問題点を指摘することによって、スタッフが主なパフォーマンス指標を監視し、管理するのを可能にする。そしてServerVantageは、設定された警告レベルを超えると、修正措置を自動的に開始し、主な関係者にポケベルやEメール、SNMP警告を介して通知することができる。 ServerVantageの導入を担当したコンピュウェアのプロジェクト・マネージャー、サロージ・パサック(Saroj Pathak)は、DMCの環境はきわめて難しかったと言う。「8,000人近くの内部職員がCISを使用し、さらに2,000人の医師がリモート・アクセスしているのです。また、このベンダーはDMCを『スマート・サイト』として選んでおり、このパッケージ・アプリケーションに対するアップグレードを、ほぼ毎週の頻度で提供しつづけています。つまり、パフォーマンス測定のターゲットが動きつづけているため、ベースラインを確立するのが困難なのです。パフォーマンスがどのレベルであるべきなのか、最初は誰も分かっていませんでした。ただ、ユーザーは不満を表明していて、決して幸せな状況ではありませんでした」。 どこに問題があるかについての情報はたくさんあった。ユーザーはひっきりなしにヘルプデスクに助けを求め、上級管理職者はIT管理部門に直接不満を持ち込んでいた。しかし、問題の原因と、それをどうやって防止するかの情報はなかった。 「私たちは、監視項目の設定をしただけでなく、分かっている修正行動をツールセットに組み込みました。その後、このリストをトップ20の問題に拡大しました。今では『トップ10』の第4か第5ラウンドに入っています」と、パサックは説明する。 結果はまさに驚異的だった。DMCのスタッフは、ServerVantageを導入してから6カ月で600時間分のダウンタイムを削減したと計算する。「当初の報告では、ダウンタイム1時間につき1,537ドルのコストがかかるという話でした」とパサックは言う。さらに、ヘルプデスクへの要請件数は25%減少した。これらの節減は、ほんの始まりにすぎなかった。DMCは、問題解決を自動化しただけでフルタイム職員1人分の仕事を削減したのだ。 DMCの最高情報責任者(CIO) 、ドン・レーガン(Don Ragan) 氏は、Vantageツール導入の価値をこう証言する。「ダウンタイムの削減は重要でした。どの医療機関もそうですが、我々も厳しい経費節減プレッシャーに直面しています。しかし、それよりも重要なのは、日々の業務が依存しているアプリケーションがスムーズに機能し、内部の職員ユーザーが安心して使えることを確認することです」。 ServerVantageの導入が成功したのを受け、DMCは残りのVantageスイートも取得し、インストールした。まずは、ネットワーク・パフォーマンスを監視するためのNetworkVantage。続いてClientVantageは、数百という基幹ワークステーションにインストールされて、医師や看護士、技師といったエンドユーザーの側からの包括的なパフォーマンス監視を可能にした。このプロジェクトはさらに、全体的なアプリケーション・パフォーマンスのトラブルシューティングをするApplication Vantageで最高潮に達した。 Vantageスイートの統合は、エンド・ツー・エンドのアプリケーション・パフォーマンス監視を可能にし、責任のなすりあいに終止符を打つ。「システム管理者は100%稼動をCIOに報告していて、ネットワーク管理者は『期待した以上のネットワーク帯域が実現されている』と言い、データベース管理者は『私たちも正常に機能している』と言っている。なのにユーザーは、システムに入れないと言ってきている。こんな状況があったために、エンドユーザー側からシステム・パフォーマンスを監視しようと思ったのです」と、パサックは言う。 DMCのアプリケーション・サービス・ディレクター、ジョー・フランシス(Joe Francis)氏は、付け加える。「Vantageツールから得られるデータは膨大なため、我々はそれをフィルターしたうえで、グラフィックに要約して配布しています。 特に後者は重要です。問題は多くの場合、徴候だけが確認され、根本原因が分からないからです。また、CISを提供するソフトウェア・ベンダーとのコミュニケーションも格段に向上しました。どこを調査すべきか、ベンダーも速く認識できるため、問題がすばやく解決されます」。 DMCの情報サービス部門スタッフは、現在、ClientVantageを使ってCISのエンドユーザー体験を向上するべく、さかんに努力している。これには、サービスレベルの意味ある基本ラインを確立することに始まり、利用可能性と反応時間の向上などが含まれる。「動作しているのがメインフレームか、サーバーか、はたまたデータベースか。こうした違いは、エンドユーザーにしてみれば意味がありません。 同氏はこう結論している。「ほぼ毎週のようにインフラストラクチャが原因のダウンタイムが起こっていた状況から、6カ月でダウンタイムが皆無の状況にまで進歩しました。DMC全体が、この成果を感謝しています。コンピュウェアの製品は、我々の状況に対するソリューションでした。これをDMCの全員が認めています」。 ※この内容は米国における事例であり、日本ではサポートされない製品・サービスが含まれていることがあります。
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