Success Story


ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社

後追いの管理から攻めの管理へ NetworkVantageが強力にサポート!

ボストン・サイエンティフィック ジャパンは、国内15拠点を結ぶ広域ネットワーク網を、フレームリレーからIP-VPNに移行するにあたり、NetworkVantageを導入して、WANおよびLANでのトラフィックやレスポンス・タイムを分析し、ネットワーク利用の現状把握とトラブル解決に最大限に活用した。




  
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国内15拠点を結ぶWANを、フレームリレーからIP-VPNに移行

心臓や脳での血管疾患の治療では、インターベンションと呼ばれる医療技術が急速に発展している。X線透視下でカテーテルという極細の長い管を、血管を通して心臓や脳まで挿入し、病変部を直す治療法である。
患部近くに直接メスをいれる従来の外科的治療と違って、患者をなるべく傷つけない、負担をかけない治療法であり、世界の注目を集めている。
米国マサチューセッツ州に本社を置くボストン・サイエンティフィック社は、このインターベンションの分野で世界最大手の先端医療機器メーカーである。米国、ヨーロッパ、アジア、南米など世界50カ国にグローバル・ネットワークを展開している。
日本法人であるボストン・サイエンティフィックジャパンにとって、米国本社および国内15拠点をつなぐネットワークは、極めて重要なビジネスのインフラである。SAP R3で開発された生産管理、販売管理などの基幹システムは、そのホストが米国本社にあり、国内の各拠点は、いわば端末として米国のホストにアクセスするかたちになる。もしネットワークが機能しなくなるようなことがあれば、ビジネスそのものがストップしてしまう。それだけに、ネットワークの性能と安定性の確保が強く求められていた。

国内のネットワークは7年前に導入されたフレームリレーで構成されていたが、性能と安定性を確保しつつ、コスト削減を実現するために、IP-VPNへの全面移行が検討された。
フレームリレーからIP-VPNへの移行の実施に際して、まず現状分析から着手された。フレームリレーにおいて、どのようなアプリケーションが、どの程度のトラフィックで使用されているのか、詳細に把握する必要があった。こうした現状分析のニーズに対するソリューションとしてNetworkVantageが選ばれた。

Net構成図

ネットワークの利用状況がアプリケーション単位で定量的に把握できる

NetworkVantage による分析で、以下の事柄が明らかになった。

  • ネットワークの使用率については、基幹システムが大きな割合を占めると予想されていた。製品の生産状況や出荷状況、在庫の確認などのため、セールス・サポートのスタッフが基幹システムに常時アクセスしているからだ。しかし、実際には全体の10%未満であった。
  • ネットワークに対する負荷が最も高いアプリケーションは、基幹システムのオペレーションではなく、Windows のファイル/プリンタ共有のプロトコルであるSMB だった。全体の40〜50% に達していた。
  • 社内および社外のWebへのアクセスも、予想されたほどには使われていなかった。このため、国内15拠点のうち、その半数以上に対して導入されていた、Web専用の64kbps のフレームリレー回線は、15Mbps のIP-VPN回線に統合された。
  • ネットワーク全体のトポロジがシンプルになったので、ルーターなどの機器の数も少なくなり、それだけネットワーク管理者の運用にかかる負担も軽減された。
  • IP-VPN の導入効果を定量的に評価することもできた。川崎、大阪、名古屋の3拠点と東京に設置したプローブ間で、電子メール( MS Exchange)を利用した場合、その遅延時間は、フレームリレーでは、名古屋−東京間で02 〜 03秒、川崎−東京間で01〜 02秒、大阪−東京間で008〜 012秒だったが、VPN ではいずれも0025秒になった。

ネットワークのトラブルの原因を、徹底的に追求できる

NetworkVantage は、WAN のトラフィックや遅延の分析だけではなく、日常的なLAN の運用にも活用されている。
「社内から漠然としたクレームが出てきた時期がありました。突然、昨日まで動いていたアプリケーションがとても遅くなった、動かなくなった、といったクレームです。
原因を調べているうちに、自然復旧してしまうことも少なくありません。そうなると結局、原因がわからないまま終わってしまう。
トラブルの原因が、ユーザーのPC なのか、ネットワークなのか、サーバーなのか、問題の切り分けをする術もありませんでした。」と担当者は語る。

このようなトラブルの原因を究明する上で、NetworkVantage による分析は、絶大な威力を発揮した。 「ネットワークが非常に遅くなったときにNetworkVantage を使って分析したところ、あるファイル・サーバーが極端に遅くなっていること、さらに、そのサーバーのどのファイルを、どのP Cがつかんでいるかが判明しました。
そこで、そのPC のあるセクションに連絡をとったところ、数十メガもあるサーバー上のファイルをPC にダウンロードしているユーザーがいて、その結果、他のユーザーに悪影響を与えていたことがわかりました。ダウンロードを中断するようお願いしたら、すぐにネットワークは回復しました。」

攻めのネットワーク管理を目指して

ネットワークの管理は、ともすれば、発生した問題を後追いで解決する展開になりがちだが、同社は「攻めのネットワーク管理」を目指している。
IP-VPNへの移行後、次の大きなアプリケーションとして、インターネット電話(VoIP)とテレビ会議システムの導入が検討されている。VoIP やテレビ会議などのアプリケーションは、従来のアプリケーションと特性が異なるため、綿密な分析が欠かせない。
すでに、米国本社と東京の間でのテレビ会議は、一部実験的に導入されていて、実際のトラフィックや他のアプリケーションに与える影響などを検証するために、NetworkVantage による分析が進められている。

※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。

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キーファクト

ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社

  • 先端医療機器メーカー
    Boston Scientific Corporationの日本法人
  • 生産管理など基幹システムは米国本社のホストで運用
  • 国内15拠点をIP-VPN で接続

URL:

http://www.bostonscientific.jp/

インダストリー:

先端医療機器の製造・販売

チャレンジ:

国内15拠点を結ぶ広域ネットワーク網を、従来のフレームリレーから新たにIP-VPN
に移行するにあたり、移行前の利用状況と移行後の効果を、詳細かつ定量的に把握する必要があった。また、LANにおいて時折発生する速度低下のトラブルについて、原因の切り分けと解決が求められていた。

コンピュウェアからの解答:

ネットワーク分析ソリューションであるNetworkVantageを導入して、WANおよびLANでのトラフィックやレスポンス・タイムを分析した。どのようなアプリケーションが、どれだけのトラフィックを発生させているのか、現状を詳細に把握し、IP-VPNの導入効果を定量的に評価できた。さらには、End to Endの分析を活用して、迅速なトラブルシューティングが実現できた。

コンピュウエア ソリューション:

 

「フレームリレーが遅いのですが、一体どれくらいの実性能が出ているのか、キャリアに訊ねても、そこは企業秘密ということでなかなか教えてくれません。逆に、ルーターが原因ではないか、などと言われたりするわけです。WA Nプローブを導入したのは、拠点
間のフレームリレーの遅延を自前で調べたい、という理由もありました。その結果、予想した以上に遅延にばらつきがあることがわかりました。」

「プローブで収集したネットワークの分析結果を、種類が豊富なグラフやレポートのフォーマットで、即座に表示できます。ネットワークがいつもより遅くなったとき、原因を詳細に追求できるのトラブル解決にとても役立っています。たとえば、ファイル・サーバーにある特定のファイルを、どこのセクションのどのPCから、いつ、どれだけアクセスしているか、グラフから一目でわかります。」
インフォメーションテクノロジー部 担当