Success Story


オーストラリア国防省

アプリケーション・パフォーマンスの向上を実現

オーストラリアの巨大なネットワーク上を流れる多数のアプリケーション。そのパフォーマンスの向上に迫られたオーストラリア国防省は、アプリケーション・パフォーマンスの問題特定、解決、予測のためのツールとして、コンピュウェアのNetworkVantageを採用した。NetworkVantageは、アプリケーション・パフォーマンスのトレンド・データを収集してデータベースに蓄積。そのデータをもとに作成される詳細なレポートを、幹部職員、運用スタッフ、技術スタッフが利用する。
その結果、アプリケーション・パフォーマンスの詳細が把握でき、責任転嫁という事態が解消しただけでなく、アプリケーション・パフォーマンスの大幅な向上が実現した。




  
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自社のビジネス・アプリケーションを、「武器システム」と表現する企業はあまりないだろう。しかし、オーストラリア国防省の防衛通信ネットワークには、この表現がぴたりと当てはまる。たとえネットワーク上に、人事、給与といった組織のアプリケーション・データが流れていても、これらのデータを使用するアプリケーションが安定稼動していなければ意味がない。これは、3C(指揮・統制・通信)アプリケーションと同じくらい重要だ。アプリケーションの信頼性を高めるための第一歩は、アプリケーションの問題がどこに存在するのかを、正しく把握することである。

オーストラリアの防衛通信ネットワークにおいて、全アプリケーションで使用される無数のプロトコルのパフォーマンスを管理するのは、情報サービス局パフォーマンス管理部の仕事である。これは、決してたやすい仕事ではない。防衛通信ネットワークは巨大で、商用または国防省所有のケーブル、光ファイバ、マイクロ波、衛星など、多彩なインフラの上に構築されている。
その核となるのは、113のノード、650のルーター、および2,000以上のスイッチで構成される広帯域ATMスイッチド・ネットワーク。このネットワークを全国約400以上の拠点で85,000ものユーザーが利用しているのである。

「数年前、この部門が初めて基幹ネットワークのパフォーマンス管理を始めた当時はネットワークの機能を十分に活かしきれていませんでした。」とパフォーマンス管理部副部長のアラン・ベル(Alan Bell) 氏は語っている。「軍事の各部門では、各アプリケーションと、それが稼動する基幹ネットワークとの間に問題を抱えており、私たちのところには、他部門に対する数多くの問題報告が寄せられました。

しかし、アプリケーション・パフォーマンスの劣化の原因がどこにあるかを解明できる者はなく、ネットワークをまたがった業務のしくみを理解する者もいませんでした。このような状況を受け、上層部では、責任者は誰なのかという議論が持ち上がりました。この時、当部門に、パフォーマンス管理を一元化して統括するという任務が与えられたのです。」

パフォーマンス管理部は、まず必要なものは何かを特定することから始めた。それは、ネットワーク上のアプリケーションのパフォーマンスを長期にわたって測定した、確実で簡潔なデータだった。エンタープライズ・パフォーマンス分析担当マネージャのジョン・フィッシャー(John Fischer) 氏は、次のように語っている。「その当時、ネットワーク上で監視していたのは、ルーター側の状況だけでした。ルーター自体の故障とパフォーマンスの監視 ― 当時はそれが限界でした。リンクの切断や装置の故障が発生した場合には、それを特定し、復旧することができましたが、長期データは保存されておらず、アプリケーション・パフォーマンスの測定や予測のための機能もなかったのです。」

パフォーマンスに関する長期データを収集するための最高のツールとして、パフォーマンス管理部が採用したのは、コンピュウェアのNetworkVantageであった。

信頼性のあるデータの収集と、その活用

NetworkVantageは、有益なネットワーク監視の実施、すなわち基幹ネットワーク上のアプリケーション・パフォーマンスに関する長期データの収集において、ベル氏が率いるチームを大いにサポートしている。パフォーマンス管理部では、その収集データを活用して、アプリケーションおよびネットワークの分析、アプリケーション・プロファイリング(ベースライン作成)、ネットワーク・モデリングと予測、レポート作成を実施し、部門が果たす機能を徐々に拡大している。 情報サービス局では今後、防衛通信ネットワーク上でサポートするアプリケーションについて、SLA(Service Level Agreement当局ではCustomer Supplier Agreementと呼んでいる)サービスの提供にも取り組んでいく予定である。

「私たちは、現在のところ基幹ネットワークを中心に管理しています。」とフィッシャー氏は語っている。「各軍事基地は、それ自体がいわば1つの巨大なネットワークです。次のステップとして、私たちは各基地のネットワーク管理者と協力し、各基地が抱える問題の解決に取り組もうとしています。ただし、私たちが最初に行った仕事は、NetworkVantageを使用して傾向を把握すること、つまり、長期にわたって基幹ネットワークのトラフィックを監視し、異常を見つけ出すことでした。私たちの部門には今、2年にわたって収集されたアプリケーション・データが蓄積されており、このデータを活用すれば、ユーザーの行動をより深く洞察することができます。ユーザー・グループ、つまり特定の論理コミュニティにおける変更、または新しいサービスやアプリケーションの追加が、パフォーマンス全
体にどのような影響を及ぼすかを明らかにすることができるのです。」

「トレンドは、時間をかけて作り上げられます。」とフィッシャー氏は説明する。「長い間、私たちは、アプリケーション・パフォーマンスに関して非常に局所的なその日限りのデータだけを扱ってきました。それは、日々の問題解決には十分なものでしたが、キャパシティ・プランニングについての幹部の意思決定や、限られたリソースに関する今後の予算の検討材料としては不十分です。NetworkVantageを使用すれば、アプリケーション・パフォーマンスを高い視点から考察するために必要な、信頼性のある長期データを収集することができます。」

「確実なデータがなければ、論理的な検討を行うことはできません。」とフィッシャー氏。「これまでは、リソースをどこに配置するかという決定は、政治的意向や感情的意見に基づいて行われることがほとんどでした。最も声の大きな人の主張が通ったのです。今後は、NetworkVantageで集めたデータを活用できるので、確かな事実に基づいた決定が行われるでしょう。」

将来のパフォーマンスを保護

ベル氏は、NetworkVantageを活用してどのように彼の部門のアプリケーション・パフォーマンスを向上させたかを、具体例を挙げて説明している。「私たちは、NetworkVantageが集めた長期データを調べていて、何度か突発的な異常を見つけたことがあります。例えば、マイクロソフトのアプリケーション・トラフィックにおいてです。なぜその時間帯にトラフィックが急増しているのか、その時間帯のデータを詳細に調べれば、それが単独の問題なのか、より一般的な問題なのかを特定し、問題を解明することができます。次に、NetworkVantageを使ってデータを掘り下げ、データの発信元はどこか、どのアプリケーションが実行されているか、どの範囲のネットワークが影響を受けるのかを調べます。例えば、あるサーバーが原因であるとわかれば、そのサーバーの責任者である運用スタッフのもとへ行き、『あなたのサーバーがこの問題を引き起こして、ネットワークに影響を与えています。これがその証拠です』と言うことができます。これにより、責任の転嫁を減らし、大幅に時間を節約することができます。」

基幹ネットワーク上のトラフィックおよびトレンド監視ツールとしてNetworkVantageの使用を定着させる一方、パフォーマンス管理部では、次世代レベルのパフォーマンス関連業務を実施するために、コンピュウェアのその他のツールにも関心を向けている。Application Expert とPredictorを使用すれば、新規アプリケーションの本番導入前に、そのアプリケーションのプロファイリングやモデリングを行うことができる。また、ServerVantageを使えば、サーバーの観点からアプリケーション・パフォーマンスを監視することも可能である。

ベル氏のチームがNetworkVantageを採用した理由は、その強力なネットワーク監視機能だけでなく、経験豊富なプロフェッショナル・サービスを含めて、完璧なソリューションが提供されるためであった。「私たちは、単に製品だけでなく、プロの技術、つまり完璧なソリューションを含めた提案をしてくれるベンダーを求めています。」とベル氏は言う。「コンピュウェアは、完璧なソリューションを提供できる会社です。コンピュウェアのプロフェッショナル・サービスは、製品を最大限に活かせるプロセスの確立に向けて、私たちと共に作業し、技術指導をしてくれるのです。」

※文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。

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キーファクト

Australian Department of Defence
( オーストラリア国防省)
オーストラリア国防省防衛通信ネットワーク

  • オーストラリア国防軍用の巨大なサービス・プロバイダ・ネットワーク
  • 400以上の拠点で85,000ユーザー
  • 3,000台以上のサーバーおよび74,000台のデスクトップから構成
  • ケーブル、光ファイバ、マイクロ波、衛星によるインフラ
  • 指揮、統制、通信(C3)データに加え、「組織」アプリケーション(人事、給与など)も伝達

URL:

 

インダストリー:

行政/軍事

チャレンジ:

オーストラリア国防省の情報サービス局パフォーマンス管理部は、大規模な国内ネットワークのアプリケーション・ パフォーマンス管理という課題に直面していた。そこで、アプリケーション・パフォーマンスの分析、ベースラインの作成、およびキャパシティ・ プランニングを行うことによって、全体的なアプリケーション・ パフォーマンスの向上を図ろうと模索した。さらに、パフォーマンス上の問題を示す詳細レポートを提供することにより、各ネットワーク管理者同士が互いに「責任転嫁」し合うという状況も解消したいと考えた。

コンピュウェアからの解答:

パフォーマンス管理部が採用したのは、コンピュウェアのNetworkVantage (旧EcoSCOPE) 。これは、ネットワークの観点からアプリケーション・ パフォーマンスの問題を特定、分析、予測するツールである。現在同部門では、より正確なアプリケーション・ パフォーマンス予測を実施し、問題のあるアプリケーションを迅速かつ正確に特定することにより、アプリケーションのレスポンス・ タイムの大幅な短縮を実現している。

コンピュウエア ソリューション:

 

「私たちは、単に製品だけでなく、プロの技術、つまり完璧なソリューションを含めた提案をしてくれるベンダーを求めています。コンピュウェアは、完璧なソリューションを提供できる会社です。」

オーストラリア国防省、アラン・ベル氏